あいむ@休職...からの復職

うつ(双極性障害)を隠して就職した人のブログ

顔は暑いのに足が冷える 自律神経の乱れ?

冷えがつらい季節になってきた

冷えの自覚はあまりなかったけど

最近は、ひざから下がひえるようになった

靴下が手放せない

 

下半身は冷え、上半身はのぼせる

足が冷たいから、足元に電気ストーブをつけると

顔から汗がでる

これって「冷えのぼせ」?

 

冷え性」には、手足などだけが冷える「四肢末端冷え性」や、身体の表面は温かいのに内臓が冷える「内蔵型冷え性」、全身が冷える「全身型冷え性」など、いくつかのタイプに分けられます。下半身型冷え性もそのひとつで、次のような特徴があります。

・腰から下が冷える

・顔や上半身にはほてりやのぼせの症状が現れることが多い

・男女ともに中高年に多い

・腰部、臀部(でんぶ)などに問題がある(例:腰痛を持っている)

下半身型冷え性の場合、下半身は冷えていますが、体温を上げるために必要な熱量は普通の人と同程度です。

そのため、全身の血流が上半身にだけ偏ってしまい、体温も上半身は高く、下半身は低い状態、つまり、「冷えのぼせ」の症状が起こることがあります。

 

ヒトの体温調節には、自律神経の働きが関係

自律神経には、活動時に優位に働く「交感神経」とリラックス時に働く「副交感神経」という2つの神経系がある

私たちの身体が「寒い」と感じた時には、交感神経が優位に働いて血管を収縮させたり、筋肉をブルブルと震わせたりして、体の熱を外へ逃がさないようにします。

反対に、暑い時には副交感神経が働いて血管を拡張させたり、発汗を促して熱を外へ逃がそうとします。

このように、体温調節には自律神経がかかわっているため、上半身はのぼせ、下半身は冷えるといった冷えのぼせの症状が続くと、体温にかかわっている自律神経のバランスも崩れてしまいます。

自律神経は、体温だけでなく、心身のさまざまな機能の調節に影響を与えています。

そのため、冷えのぼせによる自律神経の乱れは、次のような症状を引き起こす可能性があります。

頭痛

肩こり

腹痛

睡眠障害

イライラ・不安などの精神的症状

 

また、下半身の血流不足や冷えによって、足のむくみや月経痛などの婦人科系の症状(女性の場合)に悩まされることもあります。

 

冷えのぼせの対処の仕方は?

腰やおしり、ふくらはぎの筋肉をほぐす

 

下半身型冷え性は、腰部や臀部の筋肉(とくに「梨状筋(りじょうきん)」)にコリや拘縮(こうしゅく;関節の可動域が制限されている状態)があり、交感神経を含む坐骨神経が圧迫されて、下半身に血流が届かなくなってしまっていることが原因と考えられています。

そのため、運動などを行って筋肉をよく動かし、柔らかくする必要があります。

 

とくに効果的といわれているのがウォーキング。

ウォーキングをおこなうときは、ただ歩くのではなく、大股で歩き、腰やおしりの筋肉をよく動かすように意識しましょう。

また、ふくらはぎの筋肉が硬くなっていることが原因の場合もあるので、足や足の指をストレッチするのもよいでしょう。

ただし、下半身の冷えだけでなく、痛みがあるときには、動脈硬化による血流障害や坐骨神経症などの整形外科疾患が原因となっている可能性があるので、まずは病院を受診しましょう。

 

 

自律神経のバランスを整える

 

冷えのぼせは自律神経にも影響を与えています。

そのため、自律神経のバランスを整え、身体の体温調節機能がしっかり行われるようにすることも、冷えのぼせやそれにともなう不調を悪化させないためには大切なことです。

自律神経のバランスを整えるためには、ストレスをためないことが重要です。

リラックスできる時間を作ったり、疲れをためすぎないようにしましょう。